乳がん検診、Tomosynthesisを有効利用するためには

Posted: 11/28/2012 | Author: | Filed under: 学会情報 | Tags: | No Comments »

Hologic, 3D Breast TomosynthesisのHands onに参加してきた。
火曜日午前中にHologic(以下H社)のBoothを訪問し、Hologic Japanの楠本さん、日立の田上さんからHologicの3D Breast Tomosynthesisについて説明を受けた。日本にはすでに12基ほどが導入されているそうで、education exhibitsでは静岡がんセンターからThe Emerging Role of Breast Tomosynthesisの報告もなされている。本法は管球とフィルムを振って目的の深さの部分のみの断層像を得る古典的なTomographyの手法をデジタル化したもので、近年乳がん診断の場に急速に普及している。基本的には通常のマンモグラフィ(2D)と断層画像(3D)の両方を撮影して診断に用いるが、断層画像のデータセットから擬似的に2Dを作成して、3Dのみの撮影ですませる”C-view”も開発され、FDAの認可待ちの状態だそうである。
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肺がん検診、incidental findings、皆さんならどうする?

Posted: 11/27/2012 | Author: | Filed under: 学会情報 | Tags: , | No Comments »

月曜午前のLung Cancer Screening: Update 2012のコースに出席した。NLST trialにより喫煙者・喫煙歴のある55~74歳において低線量CT検診が肺がん死減少効果があることを示したことを前提にしたセッションであった。最初にNLST trialの概説が行われたのち、CTを用いた肺がんスクリーニングの今後のありかたについて解説された。肺がん検診スクリーニングについてはLCCNやACCP/ASCOのガイドラインがあるが今後これらを実施してゆくに関して、広報や経済的などの問題点についての提案がなされたが、決定的な指針がしめされるまでにはいたらなかった。また、肺がん検診CTの普及につれて、読影を標準化する必要があり、乳がん検診のBIRADを参考にしたLung Radsのよな規約を作る必要性があることが示された。
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Opening Session: Patients firstの放射線診療とは

Posted: 11/26/2012 | Author: | Filed under: Irimoto Medical | Tags: | No Comments »

シカゴに到着後、早速会場に直行しOpening Sessionに出席した。会長のGeorge Bisset III 先生は今回の大会のテーマである、patient firstの意義を講演され、放射線科医が患者の側に立ち、信頼性を得ることが必要であることを説いた。

 

 

 

Opening Session Panel: Patients First

最初にBrigham and Women’s Hospital Plastic SurgeryのBohdan Pomahac先生がFacial Restoration by Transplantation and the Role of Novel Imaging Technology、の演題で4例の顔面外傷の患者さんの顔面移植の経験について話され、手術前後での解剖の把握、血行状態の把握・評価、さらには顔面神経の機能改善のためにCTやfMRIの有用性について話され、患者さんの立場にたった診療の重要性を話された。
偶然ではあるが、一昨年のRSNAでは私達の研究グループは形成外科医や解剖学者と共同で研究した“顔面の加齢性変化”にかかわる画像診断のpresentationを行ったが、学会の期間中に毎日発行されるDairy Bulletinの記事としてとりあげられ、注目をあびた。残念ながら、当時は日本の放射線学会での扱いはあまり大きいものではなかった。しかし、今年になり、新たに加齢画像研究会をたちあげて活動を始めたら、多くの放射線科医の賛同を得ることができるようになった。
私は放射線科医は癌などの生命延長を目的とするだけではなく、人のQOLをも支援するような仕事もしなければならないということを常に考えており、Pomahac先生の講演は非常に力づけられた講演であった。

The Doctor As Patient; The Patient As Advocate

肺がんの罹患歴のある二人の女性医師の講演であった。特に、Karen Arscott 先生は自分の肺がん検査時に放射線科医に冷たくあしらわれた経験を厳しく指摘された。放射線科医で満員の完全にaway状態の会場で、きつい口調でお話されるのは勇気がいるのか、昔年の恨みを晴らされたのかはわからないが、おそらく会長のBisset先生の放射線科医の現状に対する危機感を具体的に話す語り部として選ばれたのであろうと、真摯な気持ちで講演を聞いた。

我々放射線科医はPACS時代になると読影室に閉じこもり気味で、ともすれば、Bisset先生のおっしゃるように患者をIDで扱う傾向が出てしまう。特に、私のような遠隔画像診断に携わる放射線科医が常に戒めなくてはならないことである。私はこのことが一番気になっていたことで、そのためにも、週一回は某施設で乳腺外来を担当し、検診で要精検とされた受診者の診療を行っている。我々がともすれば流れ作業でつけた診断にどれだけ受診者が悩み・苦悩しているかを放射線科医は常に知るべきで、私はこの外来診療を行うことで、patient firstの画像診断を忘れないようにしている。

 


RSNA始まりました

Posted: 11/26/2012 | Author: | Filed under: Irimoto Medical | Tags: | No Comments »

RSNA(北米放射線学会)2012は今年もシカゴで始まりました。このCandRofA Pressでは煎本の取材・感想に加えて、選任のスタッフによるinformatics関連の情報もできるだけリアルタイムにお伝えしてゆきます。


来年の日本乳癌検診学会は東京で開催

Posted: 11/19/2012 | Author: | Filed under: 学会情報 | Tags: | No Comments »

来年2013年の第23回日本乳癌検診学会学術総会は11月8日(金)~9日(土)、京王プラザホテル(東京)で開催の予定。会長は聖マリアンナ医科大学放射線科中島康雄教授。仮のテーマは”スマートな乳癌検診”。”ガイドラインの検証”や”メディカルスタッフの連携”などが議論される候補としてあげられている。


乳癌検診学会情報2

Posted: 11/14/2012 | Author: | Filed under: 学会情報 | Tags: , | No Comments »

第22回日本乳癌検診学会学術総会、学会共催企画4 US Hands-On(実際の装置とファントムを用いた個別指導)

本学会総会では関連の団体と共催で多くの企画が行われる。この企画もその一つ。会場には実際の超音波装置と乳房ファントムが準備される。参加者はまず第一日目午前の全体講義を受ける。講義は乳腺やその画像診断の初心者にもわかりやすいように、”マンモグラフィと超音波検査の違い”という点かも講義を受ける。その後指定されたHands-Onの時間には受講者は30分間一台の装置を割り当てられ、ファントムによる実技指導を受ける。写真は当社の社員保健師が指導を受けているところ。この受講者(左)は超音波の経験は全くなく、今日、始めての超音波装置の経験である。しかし、指導者は丁寧にプローブの持ち方から指導してくれた。当該保健師は普段扱っている超音波検査の実際について検査のエキスパートから指導を受け、少なからず検査の実際について理解ができ、検査結果処理に役立てると感じたようである。
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第22回日本乳癌検診学会学術総会 “プレジデンシャルシンポジウム日本のすみずみまで乳癌検診を”

Posted: 11/13/2012 | Author: | Filed under: 学会情報 | Tags: | No Comments »

“日本のすみずみまで乳癌検診を”は玉城会長があげられた本総会のメインテーマである。沖縄は離島が多いので、検診実施や受診率が低いのではないかと思われているが、実は離島は高く、那覇が一番低いのだそうである。実際、東京の受診率も低い。プレジデンシャルシンポジウム日本のすみずみまで乳癌検診はその実態を明かにし、対策を考えるために、企画された。
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【学会情報11-1】第22回日本乳癌検診学会学術総会

Posted: 11/11/2012 | Author: | Filed under: Irimoto Medical | No Comments »

沖縄県宜野湾市沖縄コンベンションセンターで開催されました。会長は那覇西クリニックの玉城信光先生。直近の情報では参加者は1500人。天気もよく大きな混乱もなく終了しました。この学会は乳腺外科医だけではなく、放射線科医や産婦人科医のほか、臨床検査技師や放射線技師も多く参加し、乳癌検診にかかわる多方面からの発表や教育が行われます。細目については今後、アップして行きます。


新ブログスタートします!

Posted: 11/8/2012 | Author: | Filed under: Irimoto Medical | Tags: | No Comments »

イリモトメディカルで新しいブログを作り、今日からスタートします。学会情報や放射線関連の医療情報をお届けしたいと思います。
雑誌Rad Fanのon-line pageとも相互にリンクしてより広くて深い、また、時には楽しい情報をお伝えしてゆきたいと思います。
まずは沖縄の第21回日本乳癌検診学会学術集会から。

イリモトメディカル 代表 煎本正博

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【学会情報 10-3】RSNA 2012 – 早朝のSpecial Courses

Posted: 10/28/2012 | Author: | Filed under: Irimoto Medical | Tags: | No Comments »

昨年から私は早朝のセッションに積極的に参加しています。
日本人のRSNA参加で大切なのは時差対策。短い時間ではadaptationできないし、もししてしまうと、帰ってからの仕事がつらい。
そこで、勉強は午前中に集中して行うようにします。
RSNAでは早朝7時15分からSpecial Coursesが設けられています。
今年は毎日2本で、”Controversy Session: The Radiologist as Gatekeeper: Should We Take a More Active Role?”など、魅力的な題名が並んでいます。
事前予約は不要です。
プログラムは http://rsna2012.rsna.org/search/index.cfm からSpecial Courses、曜日の選択で表示されます。
このcourses出席者のためのバスが早朝6時半頃にホテルに迎えに来ます。(詳しい時間はバス乗り場の案内参照)。
朝早いようですが、どうせ時差ぼけで早くから目がさめているから、チャチャッと準備すれば、そんなにつらくはありません。
セッションは8時15分までで、そのあと、通常のRefresher Coursesなどが始まります。
これと次のScientific Formal (Paper) Presentationsでお昼です。これだけで十分満腹になります。

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